本日Visual Studio for Mac (7.3.0.797)がリリースされました.
英語でのリリースノートが既に公開されているので,ここでは自分が気になった機能を紹介いたします.
1. iOS Automatic iOS Signing
今まではiOSのアプリを作成して,実機に流し込む際様々な署名ファイルが必要になったり,Appleのアカウントページで設定する必要がありました. しかしこれをいい感じに自動化してくれる機能となっています.
詳しい設定方法についてはXamarinの公式ドキュメントをご覧ください. と言ってもアカウントの設定をしてチェックボックスを入れるだけという非常にシンプルなものとなっています.
fastlaneが無いよ!と言われたらIntroduction to fastlane for iOSを参考にして導入してください.
Alpha Previewで常に運用していたのでいつからあったかとかもう覚えていないのですが,いつからありましたっけこの機能
いわゆる0円運用の状態では使えないですが,Developer登録をしていて色んなアプリを実機でテストしてみたいという方には非常に便利な機能かと思います.
2. iOS Designer
いわゆるStoryboardとかの編集画面の改善です. Bottom Toolbarの採用により,最近のXcodeと同じようなUIになりました. Constraintsも前に比べて自分はわかりやすくなったなーと感じます.
3. Android関係
おおおーマジでTarget Framework変更してSDKのやつ足りないからって部分ダウンロードが始まった!
— 留まり奈緒 (@y_chu5) 2017年11月10日
これかーーーー機能追加のところにあったのは pic.twitter.com/WLg7qmmA0B
今まで気にしてなかったのですが,必要なSDKパッケージが無かった時,こんな感じで部分ダウンロードがされるみたいになったようです.
4. Xamarin Live Player
これこれこれこれ!!!
Android EmulatorとiOS Simulatorをサポートするようになりました. フォームをちゃちゃっと確認したい,変更をかけてどんなもんかを確認したいという際には非常に便利になったかと思います.
しかし気になったのが既に展開してあるiOS Simulatorではなくて,Visual Studio for Mac側から作成した新規のiOS Simulatorに展開されてしまうということ. うーん,同じ端末サイズのをいくつも作りたくないんだけどなー
5. その他
どうもリファクタリングなどに使用されるCode Analyzer的なのがRoslynバックエンドになったようです. Alpha版ではRoslynバックエンドにしたとたんjsonファイルが開けなくなったりというバグが生じましたが,本Stableリリースではそういうこともなくという感じでいい感じです.
また今までのStableだとnetstandardなXamarin.Formsアプリケーションを開発していた場合xamlファイルとxaml.csファイルがいい感じにネストしてくれないと言った不具合もありましたが,このリリースで改善されています.
と様々な機能追加およびバグ修正がなされたd15-5のリリースの自分が気になった点のサマリでした. お早目のアップデートを!