私は Visual Studio for Mac を常に Alpha 版で運用しているのですが,当該バージョンでインストール及び起動に関してはまってしまったのでメモ.
まずは結論
アップデータで配布されていた最新バージョンの Mono (5.4.0.167) が問題(であると問題の切り分けから判断した)
起こったこととか
Visual Studio for Mac (以下VS4M) を使用中,アップデートがあることに気づき,アップデートダイアログから最新バージョンの Mono (5.4.0.167) と VS4M (7.2.0.540) をダウンロードを始める.
しかし双方ともダウンロードに失敗してしまったため,手動ダウンロードを試みる.
Mono
Mono は公式ページのアーカイブ を探すことでダウンロードが可能なため,ここからアップデータでダウンロード可能な Mono をダウンロードし,インストールを行った.
VS4M
一般的には公開されていない(?) URL のため,Xamarin のフォーラムなどを探し,Stable 版の直リンクを元に推測しダウンロード.Alpha 版などの Preview 版は,URL に Preview を含むということがわかった.
以上の作業によりアップデートダイアログ経由ではなく,手動でダウンロードしインストールが完了したため起動を試みたが,動作しなかった. ランタイムエラーなどかなと思ったが,詳細なログなどの見方がわからず頭を悩ませた.
検証
1.. 最新の Mono 5.4.0.167 + Alpha Preview な VS4M 7.2.0.540
アップデートダイアログで推奨されたバージョン同士の組み合わせ
2.. 最新の Mono 5.4.0.167 + Stable な VS4M 7.1.0.1297
最新の VS4M が起動できない何かしらのバグを含んでいるのかと考えたため,Stable 版の VS4M をインストール
3.. Stable な VS4M と同時にダウンロードされる Mono 5.2.0.215 + Alpha Preview な VS4M 7.2.0.540
Mono ランタイムのインタフェースなどが変わっていなければ動きそうだと考えたため,確実に動作する Mono を使用(リリースノートなどで確認するべきだった)
追記(8/31)
4.. VS4M 7.2.0.540 の前のバージョンで採用されていた Mono 5.4.0.135 + VS4M 7.2.0.540
5.. Nightly version の Mono 5.7.0.181 + VS4M 7.2.0.540
以上の3パターンで検証した結果,動作したのは 3 と 4 のみだった.
また起動のみではなく,現在開発しているプロジェクトのビルドも問題なく行えたため,何かしらの問題が起こるまでこの組み合わせで使用しようと思う.
追記
Mono 5.4.0.167 + VS4M 7.2.0.540 でも 日本語入力に関するIME を使わなければ起動可能であることがわかった. 要するに「ことえり」や「Google 日本語入力」を使わず,入力ソースから 英語 -> ABC を選んで,それを使うようにすれば良い.
追記の追記
戦犯はGoogle 日本語入力だったので,日本語入力を使わず標準IMEだけを使えば日本語でも問題ない. どうもサードパーティーのIMEを使っているとレイアウトが取得できないっぽい.
やるべきこと
- アップデート前に現在のバージョンを調べておく
今回使用していた Mono のバージョンを保存せずアップデートを行ってしまったので,元のバージョンに戻せなくて厳しかったため
- ログの見方を調べる(解決)
${HOME}/Library/Logs/VisualStudio/7.0
に詳細な起動ログとかが載ってた
最後に
アップデートダイアログに出てるリリースノートに飛べないのどういうことなんですかねぇ…
(追記8/31) 8/28 日にアクセスできるようになってた.
Alpha 版の醍醐味はこの辺にあると思った